【テーマ】
「地域コミュニティと文化の再編に取り組む、移住者の小料理屋女将がカウンターから見つめるまちづくりとは」
【開催日時】
2020年7月12日(日) 19:00〜20:30
【企業紹介】
2017年設立
本拠地:福島県双葉郡楢葉町
事業内容:飲食店・シェアハウス 運営・移住者支援
「結のはじまり」は、震災後の復興に取り組む作業員さんや、地元の方々、志ある若い移住者など、多様な人々の交流が「はじまる」場所になっている。
「結」とは、農作業などの際に隣近所で労力を提供して助け合うこと。
withコロナ時代を迎え、改めて「誰とどこでどのようにつながって生きるか」を問い直しながら、「結」の現代的あり方を模索していくことが事業を通じた研究テーマである。
現在は店のスタイルを「家庭料理の店」から「発酵漬物Bar」へと変更させることや、シェアハウスの運営、移住者支援、などに事業を広げていく転換期を迎えており、夏期の学生インターンを募集中。

浜通り、楢葉町に数少ない家庭料理居酒屋「木戸の小料理 結のはじまり」。この地域で働く人や新しい住人も含めて、改めてはじまるきっかけの場になれたらいいな…そんな想…
www.yui-hajimari.com
【登壇者プロフィール】

結のはじまり 代表 古谷 かおり 氏
1984年千葉県生まれ。多摩美術大学、その後に早稲田大学芸術学校を卒業後、建築やデザインの仕事を転々とし、建築士を志すも上手くいかない日々。東日本大震災が起きた当時は東京のハウスメーカーに勤務。
「被災地でなら必要としてもらえるのでは」という淡い思いで福島県へ活路を求めて来たところ、復興に向けて枠に囚われずにソーシャルビジネスを作り出している直向きな人々に出会い、衝撃を受ける。
「地域課題の先進地」とも揶揄されるこの土地でフィールドワークを重ねるうちに、建物を再建することのさらに根元にある「コミュニティーの再建」に働きかけることの必要性を感じ、2017年より福島県双葉郡楢葉町(ならはまち)で小料理屋「結のはじまり」を営業。